2008年12月5日金曜日

再会、自分が人にしてあげられること

昨日は久々に落ち込んで、でもいっぱい溜まった負の感情を出し切ってしまったので今日はすっきりと週末を迎えられました。こういうとき、自分はつくづく大事な人の存在に支えられてるなあと思う。

今日は久々に寄り道をして帰ったらば、UNIQLOで5年ぶりくらいの大学の同級生に遭遇した。顔見知り程度の間柄で相手が自分を覚えているのか微妙な雰囲気だったのに、なんだかこの歳になると気兼ねなく声をかけられるものでしばし立ち話。その後コーヒー一杯でお互いのことを話しあった。彼は今市役所の職員として勤務しているらしく、以前の勤務先は私と同じ研究所だったということも発覚。つくばの空気にどっぷりと埋没してしまった者同士で会話が続いた。そこで行政に携わる彼の話から、自然私の仕事へ話題が移る。
彼とのやりとりで自分が確信したのは以下。

私が生徒にすべきことは、彼らが自分で出来ることを増やして、そしてゆくゆくは何か人にしてあげられること、そこから得られる喜びを教えてあげることなんだな。
決して甘やかすことや、代わりに何かしてあげることでは無いんだ。
そのときそのときで、ついつい手を差し伸べてしまいそうになるけれど、その先に待っているのは永遠につづく停滞で、決して進歩も変化も喜びも無いんだ。

彼らは、自分で何かをすること、そして他人に何かを与えて喜ぶことを知らない。
中には永遠に手を差し伸べてもらえると信じている子も多いと思う。
でもそれでは手を差し伸べる方にも喜びは無い。

彼らが出来ることは私はやらないし、出来て当たり前のことを褒めるのもやめる。
叱って分からなければ、叱り方を変える。分かるまでやるしかない。
卒業まであと2年。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「人を変えなければ何もしたことにならない」って、どこかの本で見た気がする。
それだけ人に影響を与えるってことは難しいことなんだね。