2011年2月27日日曜日
彼の地で
夢を見た。
イランにバムという遺跡で有名な街があって、泥土を固めてできた城塞みたいなのが残ってる。もう10年近く前にそこを訪れたことがある。
そんな土でできた城かなんかの中で地震が起こって、ドーット全部が崩れて、灰色の土の中でなんとか生きている自分を見ている、そんな夢だった。
もしかしたらここのところ起きたNZでの地震をニュースでよく観ていたせいかもしれない。
バムも5〜6年くらい前に地震があり、多くの被害があったらしい。
そのとき私はロンドンの安ホテルのTVを眺めていた。偶然にも、お世話になったバムの宿の主人が被災者としてインタビューされているのが映し出されてすごく驚いたことを覚えている。
あのとき私がそこにいたら
少し前にベトナムの景勝地で観光船が沈没し、日本人の二十歳の学生が亡くなったと新聞で読んだ。
その時も、胸が痛んだ。
今、日本を出て、海外を見る若者が減っているという。
経済状況とか世の中の内向きな流れ、インターネットの普及で、実物を見なくともなんとなく色んな情報で分かったようなかんじになるせいもあるんだと思う。
でもそんな中、身体動かしてお金払って自分の目で世界を見に行こうとした若者が、不慮の事故で命を落とす。
なんて悲しいのだ。
でも10年前に比べて、娘を持った今の自分はそんなに簡単に誰でも一人で日本を飛び出せとは思わない。でもできることなら一度はトライしてほしい。最低限の安全が保障されているならどこでもいいから、自分の心のおもむくままに、できるだけ安い方法で。
あー、旅がしたい
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